コンクリート
今回は建設専門科目 コンクリートに関する概説を行います。
H26以降、出題数は3問でして、河川、鋼構造、土質及び基礎、都市及び地方計画につぐ出題数(第5位)です。
過去5年の主な出題内容としては、
仕様・品質・・・H30,H29,H28,H27,H26
強度(圧縮、引張)、水和反応、水セメント比、ワーカビリティー、アルカリ性状態
コンクリートは圧縮に強く、引張に弱い。水セメント比=水の重量/セメントの重量 で、高いとワーカビリティー(施工性)は向上するが、強度は下がると覚えておきましょう。
種類・・・H30,H28,H27
PC(プレストレストコンクリート)・・・プレテンション方式、ポストテンション方式
PRC(PCとRCのミックス)
RC(鉄筋コンクリート)
3種類のコンクリートの特性・違いを押さえておきましょう。
セメント・・・H29,H27,H26
ポルトランドセメント(普通、早強、超早強、中庸熱、低熱、耐硫酸塩)、
高炉セメント、フライアッシュセメント、シリカセメント
ポルトランドセメントの種類の違いや、高炉セメントの特徴等を押さえておきましょう。
劣化現象・・・H30,H29,H28,H27,H26
凍害、中性化、アルカリシリカ反応、床版の疲労、すりへり、乾燥収縮、煙害、化学的侵食、コールドジョイント、クリープ
※コンクリートはアルカリ性(pH高い)で、中性化=pHが下がって酸性に近づくこと、と理解しておきましょう。
となっており、出題範囲は過去5年を見る限り、限定的といった印象です。劣化現象は毎年出題されています。他の分野に比べて身近なものであり、勉強しやすい気がします。
H30は3問中2問が過去と同じ若しくは類似の問題でした。過去問をしっかり押さえて、選択肢の文言がいじられても対応できるようにしておくと良いですね。ぜひ得点源としてください^-^