土質及び基礎
今回は建設専門科目 土質及び基礎に関する概説を行います。
H27以降、出題数は4問でして、鋼構造と河川につぐ出題数(第3位タイ)です。
過去5年の主な出題内容としては、
土の基本的性質・・・H30,H29,H28,H26
含水比、間隙比、間隙率、土粒子密度・乾燥密度、比重、細粒土のコンシステンシー限界(収縮、塑性、液性)、指数(液性、コンシステンシー、塑性)、ダイレイタンシー(せん断変形による体積変化)
土のせん断・・・H30,H27,H26
鋭敏比、試験(一軸圧縮、三軸圧縮)、応力経路
土圧・・・H30,H27,H26
主動土圧、受働土圧、静止土圧、土被り圧、土圧論・公式(ランキン、テルツァギー、クーロン)
圧密・・・H29,26
正規圧密、過圧密、透水性、土粒子・間隙水、飽和粘性土、圧縮曲線、圧密降伏応力
土中の浸透・・・H30,H27,H26
土の透水係数、透水試験(室内(変水位、定水位)、現場)、ダルシーの法則
地下水・・・H30
水頭(位置、圧力、速度)、被圧地下水、サクション(水圧と空気圧の差)
構成・基本的物理量・・・H29
粒度(日本統一分類法)、粒径加積曲線
基礎・・・H28,H27
杭基礎(支持杭、摩擦杭)、直接基礎、許容支持力、極限支持力、圧密沈下、テルツァギーの支持力公式
その他・・・H29,H27,H26
鉛直有効応力(単位体積重量)
斜面のすべり・地すべり対策工(抑制、抑止)
といったところです。穴埋めや計算も時々出題されます。
各年度の出題傾向を見てみますと、明確なローテーションは見て取れません。また、過去問がほぼそのまま出題されることは少なく、各年度4問中1問といったところです。
ということで、暗記で付け焼き刃的に臨める分野ではありませんが、まずは過去問を数年分押さえつつ、弱点を補強していく学習がオススメです。
土に関することなので、図表で大まかに理解して、イメージを掴むと良いです。