鋼構造
今回は建設専門科目 鋼構造に関する概説を行います。
H27以降、出題数は5問でして、河川につぐ出題数(第2位)です。
過去5年の主な出題内容としては、
各種断面諸量・・・H30,H29,H27,H26
断面2次モーメント、断面1次モーメント、断面2次半径、断面係数、断面積、断面、図心
道路橋設計・・・H30,H28,H27
床版
活荷重・・・T荷重(床版・床組設計)、L荷重(主桁設計)
A活荷重、B活荷重(大型自動車の走行頻度)
鋼橋設計・・・H30,H29,H28,H27,H26
部材連結・・・溶接継手、高力ボルト継手(摩擦接合、引張接合、支圧接合)等
トラス、アーチ橋、すみ肉溶接、箱形断面主桁、ラーメン隅角部
片持ちばりのたわみ・・・H29,H26
断面2次モーメント、ヤング率(E)、集中荷重、長さ
はりの断面力図・・・H30,H27
せん断力図(Q図)、曲げモーメント図(M図)、荷重(等分布、三角分布、集中)
座屈・・・H28,H27
有効座屈長(両端ヒンジ、一端固定・一端自由、一端固定・一端ヒンジ、両端固定、両端固定・一端移動自由)
柱の座屈(座屈モード、オイラー式(ヤング係数))
平面構造物の支点・・・H29
ローラー支点、回転支点、固定端(固定支点)、弾性支点
鋼材の腐食・防食・・・H30
塗装、厚膜被覆、溶融めっき、金属溶射、耐候性鋼材
といったところです。計算問題もよく出題されます。
各年度の出題傾向を見てみますと、明確なローテーションは見て取れません。また、過去問がほぼそのまま出題されることは少なく、同問・類問の出題頻度は各年度5問中1問弱といったところです。
頻出分野である、各種断面諸量や活荷重、継手、せん断力図・曲げモーメント図の概要や基本的な考え方を押さえておけば、5問中3問以上は取れると思います。
まずは過去問を数年分押さえつつ、弱点を補強していく学習がオススメです。