技術士 総合技術監理部門 過去問解説 人的資源管理 リーダーシップ~必須科目(択一式)H30-Ⅰ-1-13

今回も、技術士第二次試験 総合技術監理部門の択一式 平成30年度の過去問を見ていきたいと思います。


平成30年度技術士第二次試験 総合技術監理部門 必須科目(択一式)

人的資源管理 SL理論(Situational Leadership Theory)からの出題ですね。

総合技術監理部門の技術体系(キーワード)のP10にも挙げられています。

 詳しくは、以下の4段階で、部下の熟度に応じて指導するというものです。

 

 部下が未熟 → 教示的リーダーシップ:具体的に指示し、事細かに監督する

 部下がやや未熟 → 説得的リーダーシップ:こちらの考えを説明し、疑問に応える

 部下がやや成熟 → 参加的リーダーシップ:考えを合わせて決められるように仕向ける

 部下が成熟 → 委任的リーダーシップ:仕事遂行の責任をゆだねる

 

 部下がやや未熟 → 説得的リーダーシップ:こちらの考えを説明し、疑問に応える

 に該当するものは①ですね。→①が正答となります。

 

 SL理論のことを勉強していない場合、どうアプローチするかについては、

 ①~⑤の選択肢を、リーダーシップの強い順or弱い順に並べて、2番目に強いもの(第2段階である、やや未成熟な部下への対応)を選びます。

強い順に並べると、④⑤→①→③→② となります。 ※④と⑤は順番がつけにくい。

5つの選択肢を4つの段階に分けなくてはならないので、易しそうに見えて迷ってしまう問題といえます。

逆のアプローチとしては、①②③において、相互に段階の差が明確にある(①→③→②)と掴めれば、①を選択できると思います。

 

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