今回も、技術士第二次試験 総合技術監理部門の択一式 平成30年度の過去問を見ていきたいと思います。
安全管理 労働安全衛生管理 からの出題ですね。
この問題も、専門知識がなくても正答することが可能といえます。
まず問題文をよく読んだ後、各選択肢を確認していきます。
①②・・・統計値なのでよく分からない。
③・・・雇い入れ時の教育は推奨ではなく、義務では?
④⑤・・・適切と考えられる。
といった感じでしょうか。
その次のステップとして、残った①②③のうち不適切さの度合いを比較します。
①②はよく分からないですが、③は①②に比べて不適切である確度が高いといえます。
→正答は③です。
消去法で絞り込んで、残った選択肢を比較・吟味することで、正答確率を上げていきましょう。
また、過去問をチェックして、そこから出題内容を予想して、そこを押さえる勉強も効果的だと思います^-^
なお、選択肢①②については、
(平成27年度) 製造業向け 未熟練労働者に対する安全衛生教育マニュアル のP1,3に記載があります。
また、選択肢③については、労働安全衛生法59条をご参照下さい。
(安全衛生教育)
労働安全衛生法
第五十九条 事業者は、労働者を雇い入れたときは、当該労働者に対し、厚生労働省令で定めるところにより、その従事する業務に関する安全又は衛生のための教育を行なわなければならない。
2 前項の規定は、労働者の作業内容を変更したときについて準用する。
3 事業者は、危険又は有害な業務で、厚生労働省令で定めるものに労働者をつかせるときは、厚生労働省令で定めるところにより、当該業務に関する安全又は衛生のための特別の教育を行なわなければならない。