技術士 総合技術監理部門 過去問解説 経済性管理 PERT・CPM~必須科目(択一式)H29-1-7

今回も、技術士第二次試験 総合技術監理部門 択一式H29過去問を見ていきます。


平成29年度技術士第二次試験 総合技術監理部門 必須科目(択一式)

経済性管理 工程管理からの出題です。

PERT(Program Evaluation and Review Technique)、CPM(Critical Path Method)は頻出問題ですね。

青本P60-61には、

PERTは、順序関係がある複数の作業で構成されるプロジェクトなどの一連の工程を、効率良く実行するためのスケジューリング手法である。

CPMは、PERTの計算を前提とし、総所要時間が納期内に収まるよう、クリティカルパス上の作業に対して、費用をかけて期間を短縮する最適(コスト最小)な期間短縮方法を見出す手法である。

とありますね。

PERTやCPMの大まかな知識があれば、正答しやすい問題といえます。

選択肢を一通り読んでみましょう。

選択肢①②④は不適切であることは比較的簡単に分かるかと思います。

①・・・前作業の最遅終了時刻と後続作業の最早開始時刻が等しい場合、作業間の余裕時間が0ということで、これがクリティカルパスとなります。各作業がこのようになる訳ではありませんので、不適切。

②・・・クリティカルパスが複数存在する場合はありますが、存在しないことはないので、不適切。

④・・・CPMは負荷を平準化するものではないので、不適切。

 

選択肢③⑤について、③の3点見積もり、⑤の遺伝的アルゴリズム といったキーワードが気になるところです。

相互比較してみましょう。

 

③・・・各作業の所要時間が不確定なことはありうる話。その際に見積もりを活用することはありうるだろう。

⑤・・・CPMを用いた工程管理で遺伝的アルゴリズム(計算手順)というのはあまり聞いたことがない。。。

と考え、③が最も適切と判断することは可能かと思います。 →正答は③となります。

 

ちなみに、青本P61に、「CPMの計算は、・・・、このアルゴリズムを線形計画問題の特殊な形として定式化し、コンピュータを用いて解を求めることが行われる。」とあり、同P64の表 最適化手法の分類を見ると、「線形計画法」と「遺伝的アルゴリズム」は別の体系にあることが分かりますね。