技術士第二次試験の学習を始めたばかりの方から、よくこんな声を聞きます。
- 「何から手をつければいいか分からない」
- 「やっていることが合格につながる気がしない」
- 「全体像が見えない」
これは、非常に正常な状態です。むしろ、順調な証拠とも言えます。
なぜなら――
最初は“点”しか見えないのが当たり前だからです。
■ スティーブ・ジョブズの名言「Connecting Dots」
アップル創業者スティーブ・ジョブズが、スタンフォード大学の卒業式で語った有名な言葉があります。
“You can’t connect the dots looking forward; you can only connect them looking backwards.”
(点と点は、未来に向かってはつなげない。振り返ったときに初めてつながる)
この言葉は、技術士試験にもそのまま当てはまります。
■ 最初は「点を打つ」ことに集中せよ
技術士第二次試験の学習初期は、とにかくバラバラです。
- 過去問を読んでもピンとこない
- 論文を書いてもまとまらない
- 知識が断片的
しかし、ここで焦ってはいけません。
この段階でやるべきことはただ一つです。
「とにかく点を打ち続けること」
具体的には:
- 過去問を1問読む
- キーワードを1つ覚える
- 模範解答を1つ分析する
これらはすべて「点」です。
■ 点が「線」になる瞬間が必ず来る
しばらく続けていると、ある変化が起きます。
- 「このテーマ、前にも見た」
- 「この構成、他の問題でも使える」
- 「知識がつながってきた」
つまり、
点と点がつながり、“線”になる瞬間です。
ここまで来ると、学習効率は一気に上がります。
■ 線が「面」になり、合格が見えてくる
さらに継続すると、
- 複数のテーマを横断して理解できる
- 問題を見た瞬間に構成が浮かぶ
- 自分の型が確立する
この状態が、
「面」で捉えられている状態です。
ここまで来て初めて、
「合格できる感覚」
が見えてきます。
■ 私自身の実感:後からすべてがつながった
これは私自身の受験経験でも強く感じたことです。
当時は、
- やっていることに意味があるのか分からない
- 成長している実感がない
という状態が続いていました。
しかし、試験直前になって振り返ると、
「あのときの学習が、ここにつながっていたのか」
と、すべての点がつながった感覚がありました。
■ だからこそ「今の努力を疑わない」
ジョブズの言葉が示す通り、
未来に向かって点をつなぐことはできません。
だからこそ重要なのは、
「今、点を打ち続けること」
です。
■ 今日からの行動指針
最後に、具体的な行動に落とし込みます。
✔ 小さな「点」を毎日打つ
→ 10分でもOK、とにかく継続
✔ 成果を急がない
→ つながるのは後から
✔ 比較しない
→ 他人の進捗は関係ない
✔ 記録を残す
→ 後で振り返ると「線」が見える
■ まとめ:点を信じて打ち続ける
技術士第二次試験は、
最初から全体像が見える試験ではありません。
しかし、
- 点を打ち続ける
- 線になり
- 面となる
このプロセスを経て、
合格の輪郭が必ず見えてきます。




