技術士 『総合技術監理 キーワード集 2019』 ~まえがき~

今回より、プレス発表された『総合技術監理 キーワード集 2019』 の解説を何回かに分けて行いたいと思います。特にP1~P3をよく理解していくことが肝要です。

ちなみに、総監部門技術士に求められる能力は、

平成31(2019)年度技術士試験合否決定基準 によると、(筆記試験で)課題解決能力、応用能力、(口頭試験で)体系的基礎知識、経歴及び応用能力となっております。

総監部門における、課題解決能力、応用能力、体系的基礎知識って何?ということについては追って触れていきたいと思います。

総監部門受験者は、総監以外の部門の技術士が大半なわけですが、総監のポイントがうまく掴めないこともあって、なかなか合格できない方も少なくありません。

私は指導者に恵まれ、総監のポイントをうまく掴むことができたおかげで、1回の受験で合格することができました。

ポイントを平たく言うと、総監が必要とされる背景(青本第1章)および5つの管理(青本第2章以降)の視点を踏まえて、課題解決(例:管理間の相反(トレードオフ)の改善)を行うことができる能力があることを、業務経歴表、筆記試験および口頭試験で示せれば、総監技術士になれます。

今回は「まえがき」を見ていきましょう。

まえがき
技術士制度における総合技術監理部門は2001年度(平成13年度)に新設された。 この部門は,他の技術部門と異なり,その学際的な性質上,直接的に対応する学協会等がない。そこで文部科学省は委託調査研究を行い,その成果を『技術士制度における総合技術監理部門の技術体系』として2001年に (社)日本技術士会より出版,また同書 の改訂版である第二版(通称『青本』 )を2004年に出版した。しかし年月が経ち,技術 の進展に対応していない内容が目立つようになったため,2017年2月に絶版とされた。

そこで青本に替わるものとして,本キーワード集を編集することとした。これは総合技術監理の概念及びその範囲を,主要キーワードを例示することによって示そうというものである。本キーワード集は,今後,技術や社会の進展に対応するため,適宜,改訂 が行われることを意図している。

このキーワード集の利用にあたっては,次のことに留意されたい。

1.それぞれの管理分野のキーワードは各管理分野の基本となるキーワードを整理したものであり,すべての関連キーワードを網羅しているわけではない。

2.各キーワードの示す概念や内容については,利用者自ら参考書・専門書・資料など を通じて調べ把握することを前提としている。

3.法律等の名称は,いわゆる通称を用いた。

『総合技術監理 キーワード集 2019』

総監部門以外の20部門との決定的な違いは、冒頭の2文にあるといえます。要は文科省が独自に作り出した部門ということなので、青本および本キーワード集が総監部門の全てであり、出題範囲かつ採点基準ということですね。

ここを理解するだけで、合格にかなり近づくことができると思います。