2群 情報・論理
アクセス時間が1.00[ns]のキャッシュとアクセス時間が100[ns]の主記憶からなる計算機システムがある。
キャッシュのヒット率が95%のとき、このシステムの実効アクセス時間として、最も近い値はどれか?
ただし、キャッシュのヒット率とは呼び出されたデータがキャッシュに入っている確率である。
①0.05[ns] ②0.95[ns] ③5.00[ns] ④5.95[ns] ⑤95.0[ns]
H28 Ⅰ-2-4
この問題において、「キャッシュ」という言葉の意味を掴んでおくと解きやすいです。
キャッシュとは、1度開いたウェブページのデータを保存しておいて、次に同じページを開くときに素早く表示してくれる仕組みのことです。(キャッシュを保存したままにしておくと、PCやスマホの動作が重たくなります。)
キャッシュがあれば(ヒットすれば)、アクセス時間が1.00[ns]と短く、キャッシュがなければ(ヒットしなければ)、アクセス時間が100[ns]となります。
ヒット率が95%なので、1.00×0.95+100×0.05=0.95+5=5.95 となり、④が正答となります。
※第一次試験の問題文は、用語の説明がないため、用語の意味が分からないと混乱してしまうことがあります。
過去問において、用語の定義等を調べて、漠然とでもイメージできるようにしておくと解きやすくなりますね。