総合技術監理部門 過去問解説 人的資源管理 人事評価~必須科目(択一式)H30-Ⅰ-1-15

今回も、技術士第二次試験 総合技術監理部門の択一式 平成30年度の過去問を見ていきたいと思います。


平成30年度技術士第二次試験 総合技術監理部門 必須科目(択一式)

人的資源管理 人事考課管理からの出題ですね。

総合技術監理部門の技術体系(キーワード)のP13にも挙げられています。

人事考課は、個人の業務に対する貢献度、職務の遂行度や業績、能力などを一定の基準で査定を行い、その結果を賃金・昇進などの人事に反映する仕組みといえます。広義的には人事評価と同意で使われます。人事考課の目的は、社員へのインセンティブ付与です。

人事評価において、一次評価は絶対評価、二次評価は相対評価で行われることが一般的です。

 

正答は④となります。

 

選択肢をみますと、②③⑤は一般常識として適切だと捉えられるかと思います。

①については、絶対評価は、個々人の立場や業務内容を踏まえて綿密に評価項目を立てなければならないので、時間・労力を要します。→適切。

④については、上位ランクになると、それなりの十分な能力・姿勢が備わっていることが前提となりますので、成果のほうが重視されるといえます。→不適切。

 

※絶対評価は大変ですが、公平性に優れていて、最近は相対評価ではなく、絶対評価を重視すべきとの論調もあるようです。

 とはいえ、公正な評価というのは永遠のテーマだといえますね。

 

人事考課については、キーワード集や青本に十分な情報がないため、ご自身でネット検索等で情報を収集する必要があります。過去問を参考にキーワードを検索して、概要をメモして体系的に整理して見直していくサイクルを繰り返すと良いです^-^

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