総合技術監理部門 過去問解説 情報管理 無線通信方式~必須科目(択一式)H30-Ⅰ-1-24

今回も、技術士第二次試験 総合技術監理部門の択一式 平成30年度の過去問を見ていきたいと思います。


平成30年度技術士第二次試験 総合技術監理部門 必須科目(択一式)

情報管理 デジタル変革の技術 からの出題ですね。

無線通信方式に多少明るい人にとっては正答しやすい問題かと思います。

問題文にLPWAの説明があること、携帯電話等で4G(LTE)やWiFi、Bluetoothは身近であることから正答していきたいところです。

LPWAは(問題文より)現在、開発・構築が進んでいることから、上図の(ア)の領域に入るのではないかと推測できます。ちなみに、LPWAはLow Power Wide Areaの略でして、これを理解されていれば、まさに上図の(ア)の領域ということがすぐに掴めると思います。

LPWAが(ア)となっている選択肢は①と⑤のみです。いずれも4G(LTE)は(イ)となっています。携帯電話をご利用していれば、広域だけど低コストではないので想像しやすいと思います。

残りは、WiFiとBluetoothですね。いずれも狭い範囲(近距離)の利用となりますね。

WiFiは「WiFi利用できます」という店舗・スペースがあったりしますね。

Bluetoothは、携帯電話の無線イヤホン、PCの無線マウスといった形で利用されています。

BluetoothはWiFiに比べて、通信速度がやや遅く、通信範囲もやや狭い(10m程度)のですが、消費電力が少ないという利点があります。

→このことから、WiFiは(ウ)、Bluetoothは(エ)となります。→正答は①です。

 

なお、上図は平成29年度情報通信白書に掲載されていますので、確認しておくと良いですね。また、平成30年度情報通信白書も公表されていますので、概要を確認しておくと良いです。