今回も、技術士第二次試験 総合技術監理部門の択一式 平成30年度の過去問を見ていきたいと思います。
安全管理 災害統計からの出題です。度数率、強度率、年千人率は時々出題されるので押さえておきたいところです。
青本P147に計算式がありますので、お持ちの方は確認してくださいね。
度数率:労働災害の発生頻度(100万延実労働時間当たりの労働災害による死傷者数)
=1,000,000/(延実労働時間数)×(労働災害による死傷者数)
強度率:労働災害の重さの程度(1,000延実労働時間当たりの災害のために失われた延労働損失日数)
=1,000/(延実労働時間数)×(延労働損失日数)
年千人率:在籍労働者1,000人当たりの年間死傷者数
=1,000/(平均在籍労働者数)×(年間死傷者数)
これに基づいて計算します。
度数率=1,000,000/(延実労働時間数)×(労働災害による死傷者数)
=1,000,000/(1700×200)×(2)=5.882 > 1.6(全産業)
強度率=1,000/(延実労働時間数)×(延労働損失日数)
=1,000/(1700×200)×(20)=0.059 < 0.1(全産業)
年千人率=1,000/(平均在籍労働者数)×(年間死傷者数)
=1,000/(200)×(2)=10 > 2.2(全産業)
となり、正答は③となります。
これはさすがに知っていないと正答しにくい問題かと思います。計算式を記憶していれば確実に取れる問題ですので、本番直前にしっかり記憶して臨むと良いです。