総合技術監理部門 過去問解説 安全管理 労働災害発生状況~必須科目(択一式)H30-Ⅰ-1-29

今回も、技術士第二次試験 総合技術監理部門の択一式 平成30年度の過去問を見ていきたいと思います。


平成30年度技術士第二次試験 総合技術監理部門 必須科目(択一式)

安全管理 災害統計からの出題です。度数率、強度率、年千人率は時々出題されるので押さえておきたいところです。

青本P147に計算式がありますので、お持ちの方は確認してくださいね。

度数率:労働災害の発生頻度(100万延実労働時間当たりの労働災害による死傷者数)

 =1,000,000/(延実労働時間数)×(労働災害による死傷者数)

 

強度率:労働災害の重さの程度(1,000延実労働時間当たりの災害のために失われた延労働損失日数)

 =1,000/(延実労働時間数)×(延労働損失日数)

 

年千人率:在籍労働者1,000人当たりの年間死傷者数

 =1,000/(平均在籍労働者数)×(年間死傷者数)

これに基づいて計算します。

 度数率=1,000,000/(延実労働時間数)×(労働災害による死傷者数)

    =1,000,000/(1700×200)×(2)=5.882 > 1.6(全産業)

 強度率=1,000/(延実労働時間数)×(延労働損失日数)

    =1,000/(1700×200)×(20)=0.059  0.1(全産業)

 年千人率=1,000/(平均在籍労働者数)×(年間死傷者数)

     =1,000/(200)×(2)=10 > 2.2(全産業)

 

となり、正答は③となります。

これはさすがに知っていないと正答しにくい問題かと思います。計算式を記憶していれば確実に取れる問題ですので、本番直前にしっかり記憶して臨むと良いです。

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