技術士 総合技術監理部門 過去問解説 社会環境管理 微小粒子状物質(PM2.5)~必須科目(択一式)H30-Ⅰ-1-39

今回も、技術士第二次試験 総合技術監理部門の択一式 平成30年度の過去問を見ていきたいと思います。


平成30年度技術士第二次試験 総合技術監理部門 必須科目(択一式)

社会環境管理 地域環境問題からの出題です。

この問題も、専門外であっても、気象予報等でPM2.5を耳にしていれば、選択肢を少し丁寧に読むことで、正答であろう選択肢を絞り込むことが可能だといえます。

選択肢を一通り見てみますと、

①・・・PM2.5という言葉は耳にするようになって久しく、少なくとも「人の健康への影響等について未解明なところが多く」といったところに違和感あり。

②・・・警報等の発令濃度は耳にしたことがない気がするが。。。

③・・・逆で、気象予報等で冬季~春季にかけて上昇傾向があるという感覚。

④・・・発生メカニズムは詳しく分からないが、さほど違和感はなし。

⑤・・・気象予報等で、中国等からの越境汚染で九州北部の濃度が高い印象あり。

といった感じでしょうか。これにより、①③⑤が除外され、②④が残り、二択に絞ることができます。

二巡目として、②と④を比較して、より適切なほうはどちらかと考えてみます。

→正答は④となります。

 

※光化学オキシダントは「注意報/警報」が発令されますが、PM2.5は「注意喚起」が実施される形となっております。

以下に参考URLをご紹介しますので、ご参照下さい。

環境省大気汚染物質広域監視システム(そらまめ君;環境省HP

微小粒子状物質(PM2.5)に関する情報(環境省HP)

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