今回も、技術士第二次試験 総合技術監理部門の択一式 平成30年度の過去問を見ていきたいと思います。
青本P60に、PERT(Program Evaluation and Review Technique)とCPM(Critical Pass Method)は、順序関係がある複数の作業で構成されるプロジェクトなどの一連の工程を、効率良く実行するためのスケジューリング手法である。
とあります。
この問題はCPM(クリティカルパス・メソッド)のことがよく分かっていなくても、割と取っ掛かりやすいと思います。A~Gの作業手順を、先行作業と結びつけていくと、
A→C(D)→E→G
B→D(C)→F
と2つのパスができます。AとBは同時にできない条件がありますので、これを踏まえて図を描いてみると良いです(下図参照)。AとB、どちらを先に行った方が後工程(C,D)が早く終わるかを考えます。
上図から日数の足し算をします。2+5+4+3+4=18(日) → ②が正答 となります。
さほど時間もかからない問題ですので、正答目指してもらいたい問題といえます。本番だと緊張もありますので、時間が余ればチェックしてみると良いです。