今回も、技術士第二次試験 総合技術監理部門の択一式 平成30年度の過去問を見ていきたいと思います。
SCM(サプライチェーンマネジメント)とは、コンピュータ能力を最大限に活用し、リアルタイムに近い形で入手した情報を基に需要予測を行って生産を調整することで、在庫を減らしコストを縮減するシステム。しかも単独の企業ではなく、関連した複数の企業が協力して一つの情報システムを管理運用し、その効率を究極まで高めようという試みである。【青本P45参照】
上述のことをざっくり押さえておくだけでも、正答を選ぶことが可能だと思います。
①②③⑤は、上述の趣旨に沿っています。④は、全体最適化のためTOCを適用することはOKですが、ほとんどの在庫を川下の最終消費者に近いパートナー企業に集めることは、関連した複数の企業が協力して、在庫を減らす試みとは異なることになりますね。
※SCMは過年度においてもよく出題されているキーワードの1つですので、押さえておきたいところです^-^