技術士 総合技術監理部門 過去問解説 経済性管理 残業時間~必須科目(択一式)H30-Ⅰ-1-7

今回も引き続き、技術士第二次試験 総合技術監理部門の択一式 平成30年度の過去問を見ていきたいと思います。


平成30年度技術士第二次試験 総合技術監理部門 必須科目(択一式)

 経済性管理の負荷計画の問題ですね。

 青本P41には、

  労働時間基準

   ①負荷工数=標準時間×生産数+段取り時間

   ②能力工数=就業時間×(1-間接作業率)×作業者数×出勤率

 とありますが、この辺りの知識がなくても、解ける問題です。

 

 負荷工数は条件e~g、能力工数は、条件a~dから算出できます。単位を揃えて算出するよう気をつけましょう。

 

 今回は時間(h)で揃えると計算しやすいですね。

 負荷工数=標準時間×生産数20(分)/60(分)×4900(個)×1/0.99=1649.8

  ※下線部はロス率を割り戻しています。

 能力工数=就業時間×(1-間接作業率)×作業者数×出勤率8(h)×20(日)×10(人)×0.95=1520

 よって、負荷工数ー能力工数=1649.8-1520=129.8 ≓ 130 →正答は④ となりますね。

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