技術士 総合技術監理部門 過去問解説 社会環境管理 LCA DfE~必須科目(択一式)H29-1-40

筆記試験が終わった直後ではありますが、H29過去問あと1問ということで、

今回も、技術士第二次試験 総合技術監理部門 択一式H29過去問を見ていきます。



平成29年度技術士第二次試験 総合技術監理部門 必須科目(択一式)

社会環境管理からの出題です。青本P200-204にも記載があります。

この問題は学習していないと正答することが難しいといえます^^; 

5つの選択肢のうち、知っているものがあれば絞り込みが可能です。

一つずつみていきましょう。

まず(ア)について、日本工業規格にそのとおり記載がありますので、適切です。(以下参照)

日本工業規格JIS14040
環境マネジメント−ライフサイクルアセスメント− 原則及び枠組み


序文
この規格は,2006 年に第 2 版として発行された ISO 14040 を基に,技術的内容及び構成を変更すること
なく作成した日本工業規格である。

環境マネジメント−ライフサイクルアセスメント− 原則及び枠組み

(イ)について、青本P201に、「ISOの規格は、基本的に積み上げ法によっていると言える」とあります。不適切

(ウ)について、以下の国立環境研究所HPの図(青本P200 図6-6 LCAの構成要素と相互連関 )がありますが、順序を表しておらず、それぞれが連関することを示しています。不適切

国立環境研究所HP

(エ)について、「エンドオブパイプ」は工程末端での対策という意味であり、環境配慮設計(DfE)の背景には以下のとおり記載されています。不適切。


環境配慮設計
1.背景
 かつて公害が大きな社会問題であった時代には、工場からの排水や排気ガスによる水質、大気、土壌等の汚染に対し、工場等の排出口での汚染物質の排出基準が設けられた。生産事業者等は、その基準に合致させるため、工場等に排水施設や排気ガス処理施設を設置して対応した。このような方策は、製造工程の末端で対策するという意味で「エンドオブパイプ(End of Pipe)」と呼ばれている。
 しかし、1990年代になって、廃棄物発生量の増大や地球環境全体が問題とされる中、1992年にリオデジャネイロで開催された地球サミットで採択されたアジェンダ21に、「クリーナープロダクション」の推進が取り上げられた。これは、エンドオブパイプとは異なり、生産工程の上流から対策を講じようという考え方であり、原料の採取から製品の廃棄、再利用に至るすべての過程において、環境への負荷を削減しようとするものである。この手法により省エネルギー化や省資源化が進むことで、材料費、廃棄物処理費、処理施設費用等が削減され、生産コストの低減化も図られる。したがって環境配慮設計では、環境配慮の対象を製造段階だけでなく、消費やリユース、リサイクル、さらには最終処分の段階までをふくめて取り組んでいくことが求められる。

国立環境研究所HP

(オ)について、青本P204にも7つのステップが記載されています。適切

 ※UNEPのサイト(英語)を調べてみましたが、見つけきれませんでした^^;

→ということで、正答は③となります。

 

以上で平成29年度総監択一式が一通り終わりました^-^お疲れ様でした!