技術士 総合技術監理部門 過去問解説 人的資源管理 労働力調査~必須科目(択一式)H29-1-14

今回も、技術士第二次試験 総合技術監理部門 択一式H29過去問を見ていきます。


平成29年度技術士第二次試験 総合技術監理部門 必須科目(択一式)

人的資源管理 労働からの出題です。

この問題は事実を把握していないと正答が難しいといえますね。非正規雇用はトピックスの1つでもありますので、政府の公表資料等で概要を大まかにぼんやりと押さえておくと良いです。

 

厚生労働省HPにこの問題に関するコンパクトな資料がありましたので、末尾に紹介します。

これによると、

①・・・H17→H27で、5008万人→5303万人と増加していることが分かります。→適切

②・・・H17→H27で、非正規雇用労働者数は1634万人→1986万人と増加していますが、正規雇用労働者数よりも少ない。→不適切

③・・・非正規雇用労働者数が最も多いのは、55-64歳となっています。→不適切

④・・・雇用形態別の非正規雇用労働者数で最も多いのは、パートとなっています。→不適切

⑤・・・非正規雇用労働者数のうち、不本意非正規の労働者は5割を下回っている。→不適切

 

よって、①が正答となります。

これまで定年とされてきた60歳を超えても労働している人が増えているということですね。

 

厚生労働省:非正規雇用の現状と課題

厚生労働省:非正規雇用の現状と課題

現職の雇用形態についた主な理由別非正規の職員・従業員数(エクセル:435KB)