技術士 総合技術監理部門 過去問解説 社会環境管理 EMS PRTR PPP EPR~必須科目(択一式)H29-1-33

今回も、技術士第二次試験 総合技術監理部門 択一式H29過去問を見ていきます。


平成29年度技術士第二次試験 総合技術監理部門 必須科目(択一式)

社会環境管理からの出題です。

「総合技術監理 キーワード集 2019」(P26,28)にもあるキーワードを略称含めて覚えていると正答しやすい問題といえます。もし覚えていなくても、選択肢の絞り込みは可能です^-^

比較的考えやすいのは、(イ)でしょうか。選択肢をみますと、化学物質(気体、液体、固体)か重金属(固体)ですが、「どのような発生源から、どれくらい環境に排出されたか」とありますので、化学物質が適切と捉えられると、選択肢を①④に絞れます。

①④において(ア)と(ウ)は同じですね。

(エ)は略称なので、知らないと難しいかも知れませんが、「拡大生産者責任」のことだと理解できて、英語の洞察力があれば、

生産者=producer, 責任=Responsibility と捉えて、PとRが入っている①④かと推測できます。

→よって④に絞り込みできます。 ⇒正答は④となります。

 

※ちなみに、

(ア)「環境マネジメントシステム」(EMS = Environmental Management System)

(イ)「化学物質排出移動量届出制度、環境汚染物質排出移動登録制度」(PRTR=Pollutant Release and Transfer Register)

(ウ)「汚染者負担原則」(PPP=Polluter-Pays Principle)

(エ)「拡大生産者責任」(EPR=Extended Producer Responsibility)

となります。英語の意味を押さえておくと記憶に残りやすいと思います^-^