今回も、技術士第二次試験 総合技術監理部門 択一式H29過去問を見ていきます。
社会環境管理 気候変動・エネルギー問題からの出題です。
この問題も、地球温暖化に係るニュース等の情報をうっすらぼんやりでも掴んでいれば、選択肢を絞り込め、正答確率を上げていけるといえます^-^
選択肢を見ていきましょう。
①・・・日本の総排出量が1990年度>2014年度>2005年度 なのかよく分からない(???)
②・・・「産業革命以前に比べて、1.5℃より十分低く」というところがよく分からない(???)
③・・・果たして、すべての国の仕組み、先進国の実施を規定しているか?
④・・・2030年度で、1990年度40%減の水準は、高すぎる目標では?
⑤・・・①~④に比べて最も適切な感じ。
ということで、不明なものを外すと、⑤に絞り込めます。→正答は⑤となります。
以下、参考情報として、環境省・経済産業省HPをご紹介します。
①については、下表により、日本の総排出量は2014年度>2005年度>1990年度 となっています。
②については、2℃より十分低く、となっています。
③については、先進国の適応プロセスや行動の実施は規定されていません。
④については、2030年度において、2013年度比26%減の目標となっています。
日本が進めている「二国間クレジット制度(Joint Crediting Mechanism、JCM)」は、日本の持つすぐれた低炭素技術や製品、システム、サービス、インフラを途上国に提供することで、途上国の温室効果ガスの削減など持続可能な開発に貢献し、その成果を二国間で分けあう制度です。
「二国間クレジット制度」は日本にも途上国にも地球にもうれしい温暖化対策(経済産業省HP)