技術士 総合技術監理部門 過去問解説 経済性管理 多目的最適化~必須科目(択一式)H29-1-8

今回も、技術士第二次試験 総合技術監理部門 択一式H29過去問を見ていきます。


平成29年度技術士第二次試験 総合技術監理部門 必須科目(択一式)

経済性管理 計画・管理の数理的手法からの出題です。

パレート最適解が何か分かっていれば、正答しやすい問題といえます。イメージでさくっと理解したい方はこちらのサイト(同志社大学HP)が分かりやすいかと思います。

ただ、よく分からない場合はどう正答確率を上げるかを考えてみたいと思います。

パレート「最適」解とありますので、A~Hのうち、納期遅れとコストを比較して最適そうなものを選んでいけば良いことは掴めます。

例えば、

(1)納期遅れが同じ日数の解において、コストを相互比較して、コストが最小なものが最適。

(2)コストが同じ解において、納期遅れを相互比較して、納期遅れが最小なものが最適。

で絞り込みをしてみます。

これにより、解A,C,Gの3つが残ります。

解Aは納期遅れ0日のため、他の解と比較ができないため、これがパレート最適解に含まれるのかどうかが悩みどころです^^;

パレート最適解の数が2つなのか3つなのか? これにより選択肢は①②に絞られます。

もし解の数が1つであれば、それが最適解になるのでは?と想像できれば、解Aも含まれると捉え、②を選ぶことができます。→正答は②となります。

 

パレート最適解って何?勉強していないからお手上げ」となる前に、問題文を落ち着いてゆっくり読んで、ご自身の知見・経験を活かして、選択肢を絞り込むようにしてみると正答確率を上げていくことが可能ですね^-^