今回も、国土交通白書2018 第II部 国土交通行政の動向 国土交通TOPICSを見ていきたいと思います。
19 「国土交通省 政策ベンチャー2030」我が国が今後、人口減少・超高齢化をはじめ、人類がこれまで経験したことがない大変化、大きな価値観の変容を迎えることになる中で、国土交通省として、2020年東京オリンピック・パラリンピックを契機として、その先の未来を見据える必要があります。
そこで、国土交通省では、2030年頃に国土交通省の中核を担うことになる世代である概ね30代の中堅・若手職員が中心となって、2030年頃のあるべき日本社会の姿を構想し、具体的な政策提言をとりまとめるプロジェクトとして、「国土交通省 政策ベンチャー2030」を平成29年10月に立ち上げました。
議論の第1段階(フェーズ1)では、2030年頃のあるべき日本社会の姿を構想し、その実現に向けた政策ニーズを探る作業を行い、政策課題を整理しました。整理した政策課題は、平成30年3月に中間報告として発表しました。
第2段階(フェーズ2)では、整理した政策課題について、目指すべき未来に向けた対応策(国土交通省として今後中長期的に取り組むべき「大胆な具体策」)をまとめていきます。
政策は、ボトムアップ(若手・部下→上司・上席)であれ、トップダウン(上司・上席→若手・部下)であれ、最終的には上司・上席が判断・決裁したものが公表・実施されることになります。
上述の「国土交通省 政策ベンチャー2030」のように、中堅・若手の政策提言が公表されることは大変価値のあることだと思います。
2018年7月に最終報告が公表されています。建設部門必須科目の論文構成のヒントになる内容も多い気がします。
ぜひご一読ください^-^