前回は、コーチングについてお話させていただきました。
今回はコンフォートゾーン(comfort zone)についてお話したいと思います。
コンフォートゾーンって、聞いたことありますか?
言い換えると、自分のホームグラウンドのことで、慣れていて、良くも悪くも居心地のいい場所のことです。
イメージとしてはこんな感じでしょうか。
人は無意識のうちにコンフォートゾーンを形成し、その中に居続けようとするといわれています。
「新たなゴールを設定したら、勇気を持って、自分のコンフォートゾーンを飛び出して、どんどんチャレンジしていこう!」という言葉をこれまでよく耳にしてきましたが、どうもそうではないらしいです。
コンフォートゾーンはホームグラウンドなので、ここにいるとリラックスしていて、IQが高く、自身の能力を十分に発揮できます。
ただ、コンフォートゾーンの中にいたままだと、思うように成長・進歩発展することができず、ゴールを設定してもなかなか達成できません。
しかし、コンフォートゾーンを出てしまうと、とたんに緊張状態となり、IQが下がり、自身の能力を発揮することができません。
「新たなゴールを設定しても、三日坊主で長続きしない、モチベーションが続かない、自分はダメな人間だ」
「技術士に合格しようと思い、毎年度決意を新たにするのだが、出願後の勉強が続けられない」
というのは、上述の現象が現れているだけで、あなたの気合いや意識が足りないわけではないのです。
問題は、ゴールがあなたのコンフォートゾーンの外にあるということなのですね。
ではどうするのか?
あなたのコンフォートゾーンを変えるということです。
じゃあ、コンフォートゾーンを変えるにはどうするのか?
そのためには、ゴールの設定から考えていく必要があります。
あなたの今のゴールは、どのようにして設定しましたか?
次回は「ゴールの設定」についてお話したいと思います。