技術士第二次試験の勉強を進めていると、多くの受験者がぶつかる壁があります。
それは――
「焦り」と「ペースの乱れ」です。
・周りの進捗が気になる
・時間が足りない気がする
・早く成果を出したくなる
こうした感情は誰にでも起こります。
しかし、ここで非常に重要な考え方があります。
■ 伊藤塾 塾長の言葉「ゆっくり急げ」
法律資格の指導で有名な伊藤塾 塾長の言葉に、
「ゆっくり急ぐ」
というものがあります。
一見矛盾しているように見えますが、これは本質を突いた言葉です(以下抜粋)。
「受験勉強も仕事も普段の生活もあらゆることは、結果など保証されていません。未来はこれから、今を積み重ねて創っていくしかないからです。あるのは今だけです。過去に捕らわれ、未来を恐れて何もしないのでは、今を生きていることになりません。何事であっても、何があっても、慌てず、焦らず、諦めず、一歩一歩、目標に向かって努力を続けていくしかないのです。 「FESTINA LENTE、ゆっくりいそげ」を改めて自分に言い聞かせています。」
https://www.itojuku.co.jp/jukucho_zakkan/articles/20171002.html
■ 「ゆっくり急ぐ」とは何か?
これは単純に言えば、
焦らず、しかし着実にスピードを上げる
という意味です。
技術士試験に当てはめると、次のようになります。
- 一発逆転を狙わない
- 無理な詰め込みをしない
- 目の前の課題を丁寧にこなす
- しかし「止まらない」ことを最優先にする
■ 技術士試験は“短距離走”ではなく“マラソン”
技術士第二次試験は、約1年にわたる長期戦です。
この期間で重要なのは、
「継続できるペースを作ること」
です。
例えば、
- 最初の1ヶ月で飛ばしすぎて失速する
- モチベーションに依存して勉強する
- 疲れて完全に止まる
これらは非常に多い失敗パターンです。
■ 合格者の共通点:淡々と積み上げる力
実際に合格される方の多くは、
特別なことをしているのではなく、当たり前のことを続けている
だけです。
例えば:
- 毎日30分でも必ず過去問に触れる
- 週1回は論文を書く
- 定期的に復習する
これを1年間続けるだけで、大きな差になります。
■ 「休憩」も戦略の一部
ここが意外と重要です。
真面目な方ほど、
「休む=悪いこと」
と考えがちですが、これは間違いです。
むしろ、
休まない方がパフォーマンスは確実に落ちます
おすすめは以下です:
- 週に1日は完全オフ
- 平日は短時間集中(1〜2時間)
- 疲れている日は軽い復習に切り替え
■ オンとオフの切り替えが合否を分ける
技術士試験では、
「頑張る力」より「続ける力」が重要です。
そのためには、
- やるときは集中する
- 休むときはしっかり休む
というメリハリが必要です。
■ 今日からできる「ゆっくり急ぐ」実践法
最後に、すぐ実践できるポイントをまとめます。
✔ 1日1つ「必ずやること」を決める
→ 小さくてもOK(例:過去問1問読む)
✔ 完璧を目指さない
→ 6割理解で次へ進む
✔ 疲れたら無理しない
→ 翌日に回す判断も戦略
✔ 週間リズムを作る
→ 「勉強日」と「回復日」を分ける
■ まとめ:焦るな、止まるな
技術士試験において最も危険なのは、
「焦ってペースを崩し、止まること」です。
だからこそ、
ゆっくり急ぐ
この姿勢が、最終的に合格へとつながります。




