技術士試験受験×コーチング #4 コンフォートゾーンをどう変える?

#2でコンフォートゾーン、#3でゴールの設定についてお話しました。

ゴールは現状の外、つまりコンフォートゾーンの外に設定し、ゴールを達成するためにコンフォートゾーンを変えることになります。

どうやってコンフォートゾーンを変えるのでしょうか?

そのためには、

コンフォートゾーンがどうやって形成されるのか?そのメカニズムを理解する必要があります。

コンフォートゾーンはセルフイメージ(自己イメージ)によって形成されます。

セルフイメージはどうやって形成されるのか?

これはセルフトーク(脳内での自分との対話)によって形成されます。

人間は一日に数万回のセルフトークを行っているそうです。言葉には出さなくても、常にいろいろな脳内トークが繰り広げられているのです。例えば、

自分はなんて取り柄のないダメな人間だ

誰も自分のことを評価してくれない

なんで自分ばかり大変な仕事ばかり舞い込んでくるんだ

このようなネガティブなセルフトークを繰り返していると、これを踏まえたネガティブなセルフイメージができあがります。

自分はまだまだやれるはず

きっとこれから良いことが起こってくる

この目標はきっと実現する

このようなポジティブなセルフトークを繰り返していると、これを踏まえたポジティブなセルフイメージができあがります。

 

セルフトークがセルフイメージを形成し、コンフォートゾーンを形成していく

境遇と能力が同じ人間が2人いたとして、1人はネガティブなセルフトーク、もう一人はポジティブなセルフトークを1年間続けていると、1年後、この2人には正反対のセルフイメージが形成され、その結果、コンフォートゾーンも大きく異なってきます。

端的にいうと、

ゴールを達成するために、日々のセルフトークをポジティブにしていくことが重要

といえます。

認知科学の領域において、他人からの評価より、自己評価がとても重要とのことです。

自己評価 >> 他人からの評価

他人からの評価をものさしに生きていると、have to のゴールとなってしまいます。

want toのゴールを設定して、「自分ならやれる」と自己評価していくことが大切なのです。

 

技術士受験にあてはめると、

ゴールが技術士合格だと、現状の延長線上なので、現状の外、例えば、技術士になった後のゴール(例:どう社会貢献していくか?)が重要ですね。もちろん、そのゴールがhave to ではなく、want toである必要がありますね。。

過去に何度も不合格通知を手にしていても、自己評価を下げる必要はなく、技術士の先にあるゴールを自分は達成できるんだ!と強く思うことが大切です。

ちなみに、ゴール達成能力の自己評価をエフィカシー(Self efficacy)といいます。これについては追って触れていきます。