技術士 第一次試験 基礎科目 2群 情報・論理 一問一答【12】

2群 情報・論理

 アクセス時間が1.00[ns]のキャッシュとアクセス時間が100[ns]の主記憶からなる計算機システムがある。

 キャッシュのヒット率が95%のとき、このシステムの実効アクセス時間として、最も近い値はどれか?

 ただし、キャッシュのヒット率とは呼び出されたデータがキャッシュに入っている確率である。

 ①0.05[ns] ②0.95[ns] ③5.00[ns] ④5.95[ns] ⑤95.0[ns]

H28 Ⅰ-2-4

 この問題において、「キャッシュ」という言葉の意味を掴んでおくと解きやすいです。

 キャッシュとは、1度開いたウェブページのデータを保存しておいて、次に同じページを開くときに素早く表示してくれる仕組みのことです。(キャッシュを保存したままにしておくと、PCやスマホの動作が重たくなります。)

キャッシュがあれば(ヒットすれば)、アクセス時間が1.00[ns]と短く、キャッシュがなければ(ヒットしなければ)、アクセス時間が100[ns]となります。

 ヒット率が95%なので、1.00×0.95+100×0.05=0.95+5=5.95 となり、④が正答となります。

 

 ※第一次試験の問題文は、用語の説明がないため、用語の意味が分からないと混乱してしまうことがあります。

  過去問において、用語の定義等を調べて、漠然とでもイメージできるようにしておくと解きやすくなりますね。

 

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