技術士第二次試験の筆記試験を受験された皆様、本当にお疲れ様でした。
仕事や家庭の予定がある中で、学習時間を確保し、長期間にわたって準備を続けることは、決して容易ではなかったと思います。
試験会場に足を運び、最後まで答案を書き切ったこと自体が、大きな挑戦の成果です。まずは、ここまで努力してきたご自身を十分にねぎらっていただきたいと思います。
試験直後の手応えだけで判断しない
試験を終えた直後は、
「十分に書けなかった」
「論点を外してしまったかもしれない」
「他の受験生の答案の方が優れているのではないか」
など、さまざまな不安を感じるものです。
一方で、「ある程度書けた」「手応えがあった」と感じている方もいらっしゃるでしょう。
しかし、試験直後の自己評価と実際の結果が必ずしも一致するとは限りません。自分では失敗したと思っていた答案が評価されることもあれば、手応えがあった答案に思わぬ課題が残っていることもあります。
今の段階で、合否を決めつける必要はありません。まずは冷静に結果を待つことが大切です。
まずは心身を休めましょう
試験に向けて、平日の夜や休日を学習に充ててきた方も多いと思います。
試験が終わった直後は、緊張が解けたことで、疲れが一気に出ることもあります。しばらくは勉強から離れ、家族と過ごしたり、趣味を楽しんだり、十分な睡眠を取ったりすることも必要です。
休むことは、努力を止めることではありません。次の行動に向けて心身を整える、大切な準備です。
記憶が新しいうちに簡単な振り返りを
少し落ち着いた段階で、試験当日のことを簡単に記録しておくことをお勧めします。
例えば、次のような内容です。
- どの問題を選択したか
- どのような構成で答案を書いたか
- 十分に書けた部分と、書き切れなかった部分
- 時間配分は適切だったか
- 今後、補強したい知識や表現
詳細な再現答案をすぐに作成することが難しい場合でも、答案の骨子やキーワードだけは書き留めておくとよいでしょう。
こうした記録は、筆記試験に合格した場合には口頭試験対策の資料となります。また、次年度に再挑戦する場合にも、今回の経験を生かすための貴重な材料になります。
筆記試験の学習は実務にもつながる
技術士試験の学習を通じて身につけたものは、単なる試験対策の知識だけではありません。
課題を整理する力、原因を分析する力、複数の解決策を比較する力、リスクや留意点を考える力、そして限られた時間の中で論理的に説明する力は、日々の実務においても重要です。
仮に今回、思うような答案が書けなかったと感じていても、これまでの学習が無駄になることはありません。積み重ねてきた知識や思考の過程は、技術者としての力として確実に残っています。
次のステップに向けて
筆記試験に合格した方には、今後、口頭試験が控えています。
口頭試験では、筆記試験の答案だけでなく、業務経歴、実務上の課題への対応、技術者倫理、継続研さんなどについて、自分の言葉で説明することが求められます。
ただし、試験直後から無理に口頭試験対策を始める必要はありません。まずは十分に休み、その後、少しずつ業務経歴や答案の振り返りを進めていけばよいと思います。
技術士ライトハウスでも、今後、筆記試験の振り返りや口頭試験対策に関する情報を発信してまいります。
改めまして、筆記試験を受験された皆様、本当にお疲れ様でした。
結果が出るまでの期間を落ち着いて過ごしながら、今回の挑戦を次の一歩につなげていただければ幸いです。





